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セブンズラグビー実況しました(北野)

皆さんは「7人制ラグビー」を知っていますか?

一般的にラグビーと言えば15人対15人で戦うものというイメージがあると思います。
2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップ以降、先日ファイナルを迎えたリーグワンも含めてラグビーが注目される機会も増えていますが、そのほとんどは15人制に向けてのもの。
なかなか7人制が注目される機会は少ないと思います。

7人制ラグビー、「セブンズ」とも言われるこの競技は、その名の通り7人対7人で戦うラグビー競技の一種です。
2016年のリオデジャネイロオリンピックから夏季オリンピックの正式種目にも採用されています。
15人制とは細かいルールの違いはありますが、基本的なルールはほとんど同じ。
フィールドも15人制と同じ広さです。

セブンズの魅力の一つは何といってもそのスピード感。
15人制と同じフィールドを7人でプレーするわけですから、フォワードでぶつかってフェーズを重ねて…というよりも、機動力や俊敏性を活かしたプレーが数多く見られます。
15人制でのNo.8やバックスの選手など、脚力を兼ね備えた選手や身体能力が高い万能型の選手が多くプレーします。
また試合時間は前後半7分で、ハーフタイムを含めても20分前後で試合が終了することもあり、一日に複数試合をこなすこともあるテンポ感の良さも特徴です。

そんなセブンズですが、毎年「ワールドラグビーセブンズシリーズ」という国際大会が開催されています。
主に11月頃から翌年5月頃にかけて世界各地を転戦しながらシリーズを戦い、シーズンのチャンピオンが決まります。

直近では5月20日から22日にフランス・トゥールーズ大会、5月28日から29日にイギリス・ロンドン大会が開催されましたが、それぞれ私を含めた弊社スポーツゾーンのメンバーで実況を担当させていただきました。

実際に喋っていると、そのスピード感は想像以上。
自陣22メートルラインの内側からインターセプトでボールを奪いそのまま走り切りトライ、キックオフのボールを自らキャッチし開始わずか10秒でトライなど、15人制ではなかなかお目にかかれないプレーの数々に実況しながらワクワクが止まりませんでした。
そのスピード、ステップワーク、圧倒的な個人技。
計14分の短い試合時間の中に面白味が詰まっていました。

同じラグビーという競技でも、15人制とは戦術も含めてまるっきり違う楽しさがあるセブンズラグビー。
YouTubeで検索していただくと過去のシリーズの一部がアーカイブとして残っていますので、ご興味があれば是非ご覧になってはいかがでしょうか。

今年のセブンズシリーズは、女子はすでに終了していますが、男子は延期になった8月のアメリカ・ロサンゼルス大会がシリーズ最終戦となります。
こちらにはジャパンも参戦しており、リーグワンに所属する選手も多数出場しています。
また今年9月にはラグビーセブンズワールドカップが開催予定で、こちらには女子日本代表が出場予定です。
私ももっと勉強して面白さを伝えられるように頑張りますので、是非セブンズにも注目してみてください!

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北野文啓アナウンサー