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7人の戦士(望月)

5月が終わりました。
スポーツのビッグイベントが目白押しだった5月、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
様々なスポーツのシーズンが一気に終わりを告げたので私はロス状態です。
そんな5月ですが、実は海外でもとあるビッグイベントがあったのはご存じでしょうか。

2021年11月から2022年8月にかけて行われる今年のラグビーセブンズワールドツアー。
セブンズはオリンピックでの競技シーンが有名ですが、毎年世界各国を転々としながら大会が開かれています。
5月は20日~22日のトゥールーズ、28日~29日のロンドンで開催。
今回その5月の大会を実況させていただきました🎤
(実況は複数人体制で行われています)

セブンズで驚いたのはまずその展開の速さ。
パスを回して外で数的有利になると一気にインゴールまで走り抜ける、そんなシーンも珍しくありません。
15人制でも見られるシーンではありますが、人数が少ない分発生頻度がより高いです。
プレー人数は各チーム7人ですが、フィールドは15人制と同じのため一人一人の守備範囲も広く、
タックルでのぶつかり合いというよりかは鋭いランが魅力のセブンズです。

試合時間が前後半7分、ハーフタイムは2分なので一息つく暇もなく次々と試合が進行していきます。
(15人制1試合の間に約6試合が行われる早さ!)
当然実況側もそのテンポにしっかりとついていかなくてはいけません。
この状況になったら外で抜ける可能性がある、外に広がりすぎて中の守備人数が足りていないからブレイクされるかもなどなど、盛り上がり時は一瞬且つ急に来るので、あらゆるケースを想定してより集中力を高めて構えておく必要があります。

加えて、そうしたプレーを喋るときに同じ表現にならないよう注意をすることもまた大事だと感じました。
具体的には攻撃側だけではなく守備側の視点から話してみたり、ボールキャリア以外の選手に注目したり等、描写の幅は無限大。
それに、特筆すべきプレーが起きやすいということは同じような状況が何度も来るということでもあるので、そこで多彩な表現が出来るかも実況者の腕の見せ所でもあり、観ていて面白いのはもちろん実況していて勉強になる競技だと感じました。
15人制の実況をする際にも活かせる技術が盛りだくさんです。

日本では15人制に比べて馴染みの薄い競技かもしれませんが、セブンズの鋭いステップやランは見どころ満載。
ルールも15人制とほとんど変わらないため、それほど混乱することもありません。
加えて、パンツのフロント部分にも背番号が表示されているので誰がボールを持っているのかも判別しやすいです。
15人制もそうなったら嬉しい。

また、競技とは関係ありませんが、セブンズの大会はお祭りの雰囲気があり、吹奏楽団がスタンドから演奏を届けたり、任〇堂のキャラクターのコスプレをしている人がいたり、恐竜がその辺を歩いていたりとユーモアも満載。

今回のセブンズ各国ワールドツアーの1日目はYouTubeでも観られます。
2日目以降はワールドラグビーのHPで観られます。
(トゥールーズ大会1日目) https://www.youtube.com/watch?v=q1_yBwTgD2Q
(ロンドン大会1日目) https://www.youtube.com/watch?v=yio00esMYm4

トゥールーズ大会とロンドン大会はジャパンの7人の侍も登場します。
スピードのセブンズ、味わってみてはいかがでしょうか。

Let’s give it a “TRY”!

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望月佑真アナウンサー