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取材力とタイミングとスピードと(沼尻)

6月10日~16日の1週間に渡って開催された
大学野球の日本一を決める「全日本大学野球選手権」。
きょう決勝戦が行われ、青山学院大学が早稲田大学を2-1でくだして
2年連続6度目の優勝を果たしました!

全日本選手権の連覇は史上6校目で、
青山学院大学は7回目の出場で6回目の優勝。
唯一優勝を逃した時も準優勝でしたので、通算成績は27勝1敗だそうです。すさまじい勝率です。
優勝、おめでとうございます!

私はと言いますと、初日から3日間、神宮球場で2試合、東京ドームで1試合リポーターを務めました。
「ベンチリポート」というのは初めてで、
初日と2日目は、Sports Zoneの谷口代表が実況担当だったこともあり、
試合前から同行して勉強しながら取材をし、リポートに臨みました。
そして試合後にはプロデューサーやディレクター、実況アナからフィードバックをもらい
次の試合に生かす、というのを意識しながら3日間取り組みました。

その中で感じたのがタイトルにある「取材力とタイミングとスピード」です。

取材については、試合前に両チームに話を伺える時間というのはそんなに多くあるわけではなく、
チームが球場に到着してからアップを始める前あたりまでに
監督や選手に貴重な時間を割いてもらって取材をします。
ですので、インタビューをする前にできる限りチームについて勉強をして
端的にチームのことをしっかり聞いて、リポートで伝えられるようにすることが求められます。
(大会開幕前日にある出場校の監督会見や、試合後の会見などにも出席できれば
話を伺えるチャンスはもう少しあります)

また私自身、これまで
予め決められた時間に応援の様子などを伝える「スタンドリポート」は何度か経験していましたが
自分から実況者の間合いに飛び込んで呼びかけながらリポートを入れる「ベンチリポート」は初めてで
特に初日などは入れるタイミングが悪かったり、入れるべき内容をコンパクトに整理できていなかったり
まだまだ勉強が必要なところが多いなと感じました。

そしてリポーターに必要なのは
試合や放送に必要な情報を入れつつも、今目の前で起きているプレーを邪魔をしないこと。
ただ、自分の場合はそれを意識しすぎて、投球間など何とかプレーの合間にすべての情報を言い切ろうとして
だいぶ喋りのスピードが早くなってしまったことが今回の反省点でした。
伝わらなければ意味がないので、今後はしっかり伝えることをより一層意識して取り組んでいきます。

今大会では、ありがたいことに3日連続でリポーターをさせていただけたことで
初日よりも2日目、2日目よりも3日目と、自分の中で課題を意識しながら臨めました。
(まだまだ至らない点はありますが)少しずつ成長はできたのではないかと思っています。

春は青山学院大学の連覇で幕を閉じましたが、また秋には明治神宮大会があります。
暑いひと夏を超えて、各連盟の代表校がどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみです。
選手たち同様、私も成長できるように精進していきます!



PS:写真について補足です。
写真①今大会ではSports Zoneのアナウンサー陣が実況&リポーターとして熱戦を伝えました。
写真②初リポート前に、見学に来ていた安井アナと一緒に。撮ってくれたのは北野アナです。
写真③必死にリポートしている様子を望月アナが撮ってくれていました。
写真④まだ選手やお客さんが入っていない東京ドーム。なかなか見られない光景を拝めるのもうれしいです。

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沼尻和樹アナウンサー