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人生初ロケ(北野)

先日、人生初のロケをしてきました。

8月30日にCS放送フジテレビTWOで放送された埼玉西武対北海道日本ハムの試合前にオンエアされた「フジテレビTWOオリジナル試合直前スペシャル」、ご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか。
こちらは見逃し配信等がありませんのでリアルタイムで見るかもしくは録画でもしていない限りもう見ることが出来ないのですが(ホッ)、試合前にベルーナドームのスタジアムグルメ・通称「獅子まんま」を紹介する時間がありまして、そのパートの進行役を務めてまいりました。

内容としては、昨年開催されたスタジアムグルメ人気ナンバー1を決める「KING OF 獅子まんま2023」の総合ランキングトップ5を、ライオンズ公式パフォーマンスチームのbluelegendsと一緒に紹介するというもの。
ありがたいことに実況やリポーター、インタビュアーはそれなりに場数も踏んできましたが、この手の進行役というのは初めてでした。

で、この時のことを書いてくれと言われまして、いまパソコンに向かってキーボードを叩いているのですが、なかなかどうして指が進まないなと思っているところです。

自分で言うのもなんですが、僕はわりと記憶力は良いほうだと思います。
こういうコラムを書く時も、自分なりに細かく当時の状況を振り返りつつ、その時の自分の心境なども重ね合わせながら書いているつもりなのですが、そういう時に自分の記憶力が活きているなと思います。

ところが、この日のロケの記憶がほとんどないのです。

唯一覚えていることと言えば、結構緊張してたなーということくらいです。
こういう時の自分の悪い癖として、分かりやすく緊張するというのがあります。
自分ではそんなつもりはなかったのですが、ちょっとした声のトーンや表情が普段と全然違ったようです。
ディレクターがカメラの向こうで「表情硬すぎる」とゲラゲラ笑っていたことは鮮明に覚えていますが、それ以外はほとんど記憶にありません。

まあ、自分ではそこまで緊張していないと思っていても、結果的にほとんど覚えていないのですから相当緊張していたのは間違いなかったんだと思います。

当たり前の話かもしれませんが、カメラの前に立っても自然体で振る舞える、いつもと同じように立ち回れるのはすごいことだと思いました。
普段テレビを見ていても、何気なくニュースを読むアナウンサー、きっちり情報を届ける中継リポーターは簡単なことをしているわけではないんだと再認識しました。
仕事の幅を広げるという意味では、もちろん実況もリポートもインタビューもまだまだ完璧ではないのですが、こういったロケ仕事での振る舞いという部分に自分の余白が広がっているなと感じました。

完成したVTRは、食わず嫌いさながらの「実食!」も活かしつつ上手い具合に編集してくれてギリギリ収まっていた感じでした。ありがとう、ディレクター!

今シーズン中は「実食の人」として振る舞っていくつもりです!

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北野文啓アナウンサー