愛知県豊橋市で行われた女子バスケットボールのトップリーグ
「Wリーグ」の熱戦4試合を実況してきました。
私にとっては「B」は経験があっても「W」では初めての実況。
一人喋りでの2試合連続×2日間ということで、内容も喋る時間も新境地となる実況でした。
トヨタ自動車アンテロープス 対 日立ハイテククーガーズ
アイシンウィングス 対 ENEOSサンフラワーズ
どちらのカードも2日間とも見応えのあるゲームでした。
勝敗をかけたバチバチ感はある一方で、どこか会場の中に温かさを感じたのが
このWリーグの特徴と言っていいのかもしれません。
試合中の選手たちの笑顔も印象的でした。
特にアイシン対ENEOSでは、
昨季まで14シーズンに渡りENEOSでプレーし、リーグ9連覇など黄金期を築いた
渡嘉敷来夢選手や岡本彩也花選手が今季からアイシンに移籍していて
これがリーグ戦で初めての古巣との対戦ということになりました。
この特別な試合でお互いに勝利への譲れない思いをぶつける一方で、
どこかにお互いへの感謝の思いもあったのではないかなとプレーを見ていて感じました。
実況に向けた準備や、実際に4試合喋ってみて感じたのは、
どのスポーツ界にも熱い思いを持ってプレーする選手たちがいて
その背中を押している熱きファンたちがたくさんいるということです。
これは男女の違いも関係なく、メジャーやマイナーも関係ないことなんだと思います。
だからこそ、実況アナウンサーとして、誰にでも訪れる「初めての実況」ではあっても、
聞いている人たちの中にはそのスポーツ、そのチームや選手たちに
熱き思いを注いでいる人たちがいるわけであって、
そういった方々にもしっかり応えられるような実況をしないといけないと、
改めて強い覚悟が必要だなと感じました。
さて、今回のWリーグの舞台は豊橋市総合体育館でした。
日本バスケ界では現在話題となっている場所でもあります。
(詳しくは「豊橋市」「バスケ」で検索…!)
その是非については私がとやかく言えた立場ではありませんが
私が言えるのは、「豊橋総合体育館はバスケで熱い2日間となった」ということだけです。
来年1月には沖縄アリーナでもWリーグの試合が予定されています。
今から非常に楽しみですし、また実況の機会がいただけたら嬉しい限りですが、果たして…!