BリーグのオールスターゲームDAY2がLaLa arena TOKYO-BAYで華々しく行われた1月19日、
私は沖縄県那覇市にある「県立真和志高校」にいました。
この体育館で行われたのが沖縄県の高校バスケの大会「小橋川寛杯争奪高校生バスケットボール選手権大会」。
戦後の沖縄でスポーツの復興や発展に尽力し沖縄県バスケットボール協会の初代会長も務めた
小橋川寛さんの功績を讃えてその名前が付けられた大会で、
男女上位4校に与えられる春の九州大会への出場権をかけた大会です。
私は決勝リーグの2日目、大会の優勝が決まる男女2試合の実況を担当しました。
今回の実況中継は、様々なジャンルの配信などを行っている「沖縄ライブ配信企画」さんが手掛けている
YouTubeチャンネル「バスケットスマッシュ」での放送でした。
これまでも試合の配信は多くやられていますが、実況&解説つきでの配信は今回が初の試みで
谷口代表とともに何度かミーティングを重ねて、実現した中継でした。
試合は男子では沖縄水産が初優勝、女子は石川が連覇を達成しましたが
詳しい試合内容はアーカイブがありますので
ぜひYouTubeで「バスケットスマッシュ」と検索いただき、ご覧いただけましたらうれしいです。
この小橋川杯という大会は、言ってしまえばインターハイやウインターカップと比べれば
知名度も高くはないですし、たくさんのマスコミが集まるような大会でもありません。
華々しく選手入場が行われることもないですし、天井から入場してくる選手もいません(byオールスター)。
そして制作としても、(これは沖縄の多くの会社に言えることですが)
大手制作会社と比べてしまえば現状では人手や機材にも限りがあります。
目の肥えている視聴者の皆様にとっては、見ていて至らないと感じる点もあるかもしれません。
それでも「沖縄のスポーツを盛り上げたい」とSports Zoneに入団した私にとっては
大きな一歩となった今回の中継でした。
沖縄のどんな小さな大会でも、そこで頑張っているチームや選手がいて、
その姿を応援したい・見たいという人たちがいる限り、
微力ながら私もその大会、その空間を盛り上げられるような存在になっていきたい。
「どローカル」にも力を込めて、今後も取り組んでいきたいと思っています。
そのためには実況のレベルをもっと上げないと…と今回も感じましたので、
引き続き精進していきます!