今季もお世話になっている愛知県でのBリーグ実況。
中でもB1ファイティングイーグルス名古屋(以下FE名古屋)のホーム戦は多くのSports Zoneアナウンサー陣が関わっています。
私もその1人ですが、B2時代からしゃべっていることに加え、制作を担当する在名局の方とは局アナ時代から一緒にお仕事をしていたので、特別な思いがあります。
私は岐阜県の放送局でアナウンサーをしていましたが、毎年春に行われる「高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン」はテレビ愛知さんと岐阜放送で制作され両局のアナウンサーがリポートを担当します(放送も2局で同時に)。
私は数年にわたりバイクリポートを担当し、注目選手の動きを追っていました。
バイクリポート初年度はマラソン中継そのものが初めてだったので、テレビ愛知さんからたくさんの中継ノウハウを学ばせてもらいました。
周辺の景色を見て中継地点までどれだけの距離があるか、暑さに弱い選手の給水はどうだったのか、コース一番の急勾配はどこで先頭とのタイム差はどうなったのかなど、リポートのテクニックもそうですが、当時のプロデューサーの方をはじめ、スポーツを伝える熱量に感銘を受けました。
また名古屋ダイヤモンドドルフィンズの中継でも岐阜の高校野球と同じ制作陣がいて、東海地方には県や局の垣根を越えていい中継を目指そうという文化があるようです。
アナウンサーとしての基礎を築かせてもらった東海地方でまた仕事ができるのは、この上ない喜びであり、もう一度原点を振り返る素晴らしい機会でもあります。
おかげさまで食文化もこの地方に染まり、味噌がなければとんかつが食べられない味覚になりました。
Bリーグもシーズン佳境を迎え、FE名古屋はここにきて各選手の著しい進化がみられます。
佐土原選手のフィジカルバトルに加えて多彩な得点パターン。
奈良や滋賀でもプレーしたショーン・オマラ選手が上位チームのビッグマンとのマッチアップで競り勝つ強さと、残りのシーズン楽しみです。