ゴールデンウィーク。
皆様どう過ごされましたか?
旅行?
仕事?
帰省?
わたしは、
🏉🏉ラグビー🏉🏉
でした。
とある大会のため、
ゴールデンウィークは4月27日~5月5日まで福岡県宗像にあるグローバルアリーナに行っていました。
その名もサニックスワールドラグビーユース交流大会2025。
この時期に毎年行われている大会で今年は26年目。
海外の選抜チームと日本の選抜チームが各プールに分かれてしのぎを削ります。
春は3月に選抜大会、4月はワールドラグビーユース。
花園本大会の後に高校ラグビーがホットになる期間の一つです。
今回は海外が6チーム。日本から10チームが参加。
日本からは花園と選抜を制した桐蔭学園に始まり、
大阪桐蔭や佐賀工業など名門校が参加。
海外からはニュージーランドのハミルトンボーイズや
優勝経験のあるフィジーのラトゥカダヴレヴスクールも参加。
ワールドラグビーユースは海外の高校生と日本の高校生が同じクラブハウスで過ごし、
同じ釜の飯を食って絆を深め合います。
2日目には余興なども行うウェルカムパーティーもありイベントも盛りだくさん。
ジョージワトソンズカレッジのバグパイプ演奏もこの大会の魅力。
開会式と決勝前、大会中はグローバルアリーナの各所で演奏会があり、
さらに博多どんたくなどでも演奏があり、大会以外でも聴くことが出来ます。
試合はもちろん真剣勝負そのもの。
ギラギラした目付きで体をぶつけ合います。
海外チームの日本人離れしたフィジカルでのタックル、ランなど見どころは盛りだくさん。
選手に話を聞くと、海外チームは日本人の高校生ではできないプレーもしてくるので、
いかにサポートを増やして対応できるかという声も聞けました。
個人的な感想ですが、
ハミルトンボーイズのネイサン・ステファンズ選手は怪物だと感じました。
ニュージーランド代表の最上級カテゴリーに数年後入っているのでは…と期待が膨らみます。
未來のスター選手たちを観ようとスタンドには連日朝から高校ラグビーを愛する人たちがたくさん。
観に来ているお父さんたちにお話も聞いたところ第1回大会から来ているという方もいました。
大会は男子が5日間の日程、女子のセブンズが2日間の日程で行われました。
男子の優勝は大阪桐蔭。女子のセブンズは関東学院六浦が優勝。
大阪桐蔭は連覇達成。
日本の高校がこの大会を連覇するのは大会26年の歴史で初めて。
これまでハミルトンボーイズ始めニュージーランドの高校が連覇したことはありますが、
そこに大阪桐蔭が名を連ねることになりました。おめでとうございます。
今大会を通じて感じたことは、各校キックの精度が高い!
斜めの難しい角度かつ風が強く吹く中でもそれを計算してしっかり決める。
リーグワンの選手でも難しいキックを軽々と決めるのが印象的でした。
50:22は何度も見ましたし陣取りやクリアで使うキックも精度が高い。
また逆転の試合も多かった印象です。
最後のワンプレーで逆転したり20点ほどの点差を付けられてから逆転するなど、
最後の最後まで分からない試合が多く会場も盛り上がりっぱなし。
私も実況しながら全力で楽しませていただきました。
気候が安定していたのもラッキーでした。
昨年は試合日に雨が降る時もありましたが、今年は試合日にほぼ雨が降らず。
初日の午前に少し降っただけで終始安定したグラウンドコンディション。
グローバルアリーナは夜がかなり冷えるため朝方は夜露がピッチの芝に残ります。
そこにさらに雨が降ると殊更滑りやすくなるので、
そういった意味でも晴れの日が多かったのはとても良かったことと思います。
大阪桐蔭の優勝の瞬間を始め、
5日間で計23試合の実況を担当致しました。
昨年に続き担当させていただき関係者の皆様に感謝いたします。
前回は途中で帰ったため決勝まで喋ることはありませんでしたが、
今年は決勝までバッチリと。とても濃厚な時間を過ごさせていただきました。
休養日は折角なので糸島やもつ鍋など、食や観光でも福岡を楽しめました。
博多どんたくは行けず…
ゴールデンウィークのほぼすべての期間福岡にいたため決勝が始まる前は、
「これで終わってしまうんだなぁ…」
と寂しい気持ちもありました。
また帰ってこられるように精進します。
春で鍛えた選手達が夏、秋、そして冬。
進化を続ける高校生ラガーマン達を今年も見続けたいと思います。
私もさらに進化し続けます。
来年もゴールデンウィークは、
🏉ラグビー🏉
でいきましょう!
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