4月27日~5月5日。
ゴールデンウィークの時期に毎年恒例の大会がある。
「サニックスワールドラグビーユース交流大会」
その名の通りユース年代の国内外のチームが試合やイベントを通して交流する。
今年もこの大会に、
「配信の実況」として携わらせて頂いた。
一昨年から携わっているので今年で3年目。
初年度は3日で帰ったため、
初日から最終日までの「フルコミット参戦」は2年目。
大会はYouTubeで全試合配信。
グラウンドは基本三面展開で、
メインスタジアムのみ実況付き。
スタジアムでは各日必ず4試合以上行われ、
各試合の間隔は20分ほど。
矢継ぎ早である。
大会はプール戦とトーナメントに分かれている。
3日目までプール戦、
プール戦の成績に応じて順位決定トーナメントに進む。
全敗でも全勝でも全校5試合することができ、
必ず経験値を積むことが出来る。
初年度に携わったときは、
連続4試合が2日間のみ。
これはあまり疲れなかった。
初のフルコミット参戦となった昨年。
1日4試合×5日。
セブンズも喋るため20試合以上。
喋る仕事が大好きなおかげか次の日に引きずるほど体力は疲れないのだが、
いかんせんのどが疲れる。初日終了後はヘロヘロだった記憶がある。
最終日まで喋ったが、
決勝の日はのどが疲弊していた。
実況する上では問題ないが、
本気で力を入れることが出来ない感覚。
なんとももどかしい思いだった。
今大会前にYouTubeで2025年を見返したが、客観的に見ても疲れていた。
迎えた3年目。
1年の積み重ねやトレーニングのおかげか余力を残して今大会を終えた。
なぜ余力を残せたかというのは、後日私のnoteにて考察を記載したいと思う。
望月佑真|note
今大会は実況の他にもリポーター、インタビュアーとしても参加。
JSPORTSで後日ハイライト番組がありその一助としてやらせていただいた。
初日から取材で来ているJust Rugby編集長の田村一博さんと一緒に収録。
その他2日目の夜に行われるウェルカムパーティにも参加して、
国内と海外の選手達にインタビュー。
「突撃!隣の晩ごはん」ばりの突撃インタビュー。
日本の高校は問題なく意思疎通が出来たが、
海外の高校生に日本語は難しい。そして私も英語が喋れない。
(実況仕事をしていると、聞こえてくる英語を噛み砕いて理解することは多少できるようになるが、
喋るとなると全く別次元である。)
知っている単語や構文を並べそれらを駆使してなんとかインタビュー?をした。
聞こえた部分だけ切り抜いてキャッチボールしたが、
ほぼ気合で乗り切った感はある。
と同時に、ペラペラではなくとも身振り手振りを交えていれば会話は出来ると肌で学んだ。
これがグローバルコミュニケーションなのだろうか。
次なる機会に備え英語を駆使してインタビューが出来るようになりたい。
「こういうことが聞きたい!」と思っていても、言葉が出てこないのはもどかしい。
英語でインタビューをしてそれを自分で訳す、
いわゆる同時通訳インタビュアーが出来るようになれば、
中継の面白さが増すと考えている。
自分の仕事の幅も増していく気がする。
スーパーフォーミュラの英美里さんのようにカッコよく喋る事を目標に、
まずは一つずつ階段を上っていきたい。
英語でインタビューし会話を広げていく。
これらは人生で初めての経験であり、
世界が広がった瞬間だった。
そんな刺激的な2日目から1日の休養日。
休養日には博多を散策。
昨年からリーグワンD2、九州電力キューデンヴォルテクスの試合を担当することもあり、
博多に来る機会は多い。
ただ、ゴールデンウィークの博多は少々毛色が違う。
5月3日、4日に行われる「博多どんたく」。
各々の団体が演奏やダンスをしながら街を練り歩く。
様々な音色が街を交差し混じり合う。
風とともに流れる焼鳥の香りもこれまた良い。
音色と言えば、サニックスワールドラグビーユースではバグパイプが鳴り響く。
スコットランド、ジョージワトソンズカレッジの演奏。
世界一に輝いた演奏は、聴く人すべてを魅了する。
演奏が始まると言葉が消え、楽器音のみがこだまする独特の空間。
ドラムのアクセントもこれまた良い。
今年も聴くことが出来て良かった。
いつか本場での演奏も聴いてみたい。
8日間の福岡滞在。
気付けば決勝戦。
今年はロトルアボーイズハイスクールとフィールディングハイスクールのニュージーランド対決。
試合の前に両校のハカ。
フィールディングのキャプテン、ルーカス・グッドマンが最後まで目を切らさない様子が印象的だった。
実は彼にはウェルカムパーティでインタビューをしていた。
素朴で控えめな性格の少年の目が記憶に残っていた。
しかし、決勝戦の時は獲物に狙いを定めた狼の目をしていた。
一方のロトルアのキャプテン、テアリキ・ロジャースは、どこか落ち着いた雰囲気。
それでも試合では激しい。
マオリAbsU18、マオリAbs7sU18、チーフスU18と、実績経験共に抜群のロジャース。
今大会のプール戦でチーム通算50cap達成。
試合後にチームメイトからハカで祝われていた。
これもまたニュージーランド。
本人は「スクールボーイ」という、学校の生徒会長的立ち位置でもあるそうだ。
将来は漆黒のジャージーに身をまとっているかもしれない。
要注目。
そのロトルアが見事優勝を果たし通算3回目の優勝。
実に22年ぶりのチャンピオン。
今大会初戦で2連覇中の大阪桐蔭を1点差で破ったロトルア。
その勢いは止まらなかった。
決勝戦が終わり全ての実況が終了した。
5日間で計21試合。
今年もとても良い経験をさせていただいた。
関係者の皆様本当にありがとうございました。
また来年来られることを祈って、
これからも日々研鑽を積んでいく。
Thank you, Sanix World Rugby Youth.



