7月10日~7月20日にかけて、
高校野球の実況を担当。
今年は千葉と京都へ。
千葉は昨年に引き続き。
京都は3年振りの担当。
千葉の高校野球は小さい頃から今までずっと観ているので馴染みのある高校ばかり。
匝瑳、実籾、習志野、東金、全部読める。
今回は7月10日にスポーツセンター(県野球場)で船橋法典vs昭和学院、
14日にZOZOマリンスタジアムで拓大紅陵vs県立柏の試合を実況。

船橋法典(ふなばしほうでん)には3年生の「関(せき)」という選手が在籍。
中学まで柔道をしており野球は高校からスタート。家族で歩んできた道のりを伺った。
ご両親はとても優しい雰囲気。話し方にも愛を感じた。
ご子息のことを聞くと、「67440球」という印象的なワードが。
これは、今まで関選手が「バッティング練習で打った球数」とのこと。
中学冬で野球をすると決めてから、毎回必ずノートにつけて記録していたそうだ。
そこから7月10日の最終日となった2日前(7月8日)までの総数。
仮に中3の1月1日から始めたとすると、約950日くらいだろうか。
つまり、1日71球以上は必ずバッティング練習している計算になる。(暗算なので概数)
休みの日もあるのであくまで仮の計算ではあるが、
「継続する」という一点において多大な才能である。
その他、父とのキャッチボールや家族での合宿など話は多岐に渡る。
元甲子園球児の親戚、沖縄エナジックスポーツとの繋がりなど、
映画のような壮大な物語がそこにはあった。
話をするお父様は目元をタオルで拭く。
お父様の話を聞いているうち私も言葉に詰まった。
これも高校野球だ。
試合では野手としても投手としても登場。
暑さで足元がふらつきながらも球速130kmを記録するなど、
高校から始めたとは思えない身体能力の高さ。
努力が結実した姿を見た。
素人目で見てもまだまだ伸びると分かる潜在能力。
今後の人生をどうするかわからないが、
関愛瑠(せきあいる)という選手の名前をいつか大きな舞台で聞くことになるかもしれない。
7月14日はZOZOマリンスタジアムで実況。
人生初のマリンでの実況。心躍った。

こちらではAシード拓大紅陵を担当。
24年振りの夏の頂点を目指す。
千葉では名門校の1つだが、これほどの期間出場していないことは意外。
それほど千葉はレベルが高い。戦国千葉と言われる所以。
拓大紅陵には兄弟で甲子園に向けて挑戦する片岡という選手がいた。
弟の颯太(そうた)選手と兄の拓月(たつき)選手。
2年生投手の弟と3年生捕手の兄。
兄弟で挑む最後の夏。
公式戦では春に1イニング組んだだけの兄弟バッテリーが夏の舞台で共演。
途中マウンドに行ったお兄さんは何を語りかけたのだろう。
父も拓大紅陵のOBで同校が最後に甲子園に出たときの4番サードとのこと。
選手が親になり今度は息子の姿をスタンドから見守る。
この記事の執筆段階(7月22日)で拓大紅陵はベスト4に勝ち上がっている。
24年の想い結実なるか。
「チャンス紅陵」は聖地で流れるのか。
千葉での実況を終え今度は京都へ。
途中フィラデルフィアとニュージーランドに行く予定があったが無事にたどり着いた。
祇園祭りの提灯があちらこちらで揺れるこの季節。
京都が好きで社会人時代に何度も来ていた。なので他の県よりは街を知っているはず。
しかし、その記憶をかっ飛ばす盆地の熱き風と喧騒。
満塁ホームランで5点入るようなすさまじさ。
あの時と変わっている。
過去の私はどう歩いていたのかな。
一方で高校野球の熱は変わらない。
西京極に集まる熱。
プレーは熱く、応援は熱く、演奏は熱く、
座席は目玉焼きが焼けるほど熱く。
京都は以前も来ているがまだ馴染んでいる途中。
宮津天橋、乙訓、鴨沂、、、
初見読みはちょっと難しい。
実況は3試合を担当。
選手15人で16強、亀岡高校。
吉岡里帆さんの母校、嵯峨野高校。
夏2連覇中、京都国際高校。
野球部も学校のバックボーンもどれも印象的。
コンコースのミストシャワーやキッチンも大会ならでは。
なんと飲み物は100円だらけ。とても助かる。
京都では同事務所の先輩田村アナと共同中継。
同じ事務所の先輩方とご一緒できるのもこの仕事ならでは。
実況者としての今年の高校野球は終わった。
来年もまた来られることを楽しみに待ちたい。
中継でお世話になった制作の皆様、
誠にありがとうございました。
引き続き宜しくお願い致します。