9月13日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2026 EAST 第13節 横浜FCユース対流通経済大学付属柏高校の一戦を実況担当しました。
私にとってはサッカー実況初担当となりました。
サッカー自体は小さい頃から親しみのあるスポーツでしたが、「日本代表戦は見る」くらいのいわゆるライト層。
大阪出身ということもあり、Jリーグ観戦は万博記念競技場でガンバ大阪の試合を見たことはありますが、記憶にあるのはその程度。
海外サッカーの知識はあの頃のマンデーフットボールくらいのものです。
そんな中、今年の夏に開催されたサッカーワールドカップを見て、改めてサッカーって面白いスポーツだなと再認識。
昔見ていた選手がいまやコーチとなり、ハイドレーションブレイクでベンチが映る時に見切れる名波浩コーチや長谷部誠コーチを発見するたびにテンションが上がり、自分がしっかりとおじさんになっていることを感じつつも、試合自体もすごく楽しく見ていました。
今回は時差的にも夜更かしor早起きをすれば大体見られる時間帯だったので、他国の試合も含めてまあまあ見ていました。
決勝戦の日は7時半には家を出たかったので、これはもしかして試合終了まで見られないかも…?と思いながら試合を見ていたのもつい最近のことのように思い起こされます。
ちなみに決勝戦で一番テンションが上がったのは、スタンドで観戦していたカシージャス、イニエスタ、プジョルなどスペインのレジェンドたちが映し出された時です。
多分15年前くらいで記憶が止まってる。
と、そんなこんなで個人的にサッカー熱が高まりつつある中、ありがたいことにサッカー初実況の機会をいただきました。
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグは高校年代最高峰の戦い。
Jリーグクラブのユースチームと高体連チームが公式戦で対戦できる唯一の舞台で、年間を通してリーグ戦が開催されるというのも一発勝負のトーナメントが多いイメージの高校年代においては面白い試みだなと思います。
2011年から始まったとのことで、結構歴史もあります。
今回担当したのは横浜FCユース対流通経済大学付属柏高校の一戦。
先にも書いたJクラブユースチーム対高体連チームの試合です。
第12節終了時点で横浜FCユースは最下位、流経大柏高校は首位と置かれた状況は違いますが、下位2チームが地域リーグに当たるプリンスリーグに降格するというレギュレーションのため、横浜FCユースは降格圏内脱出のためにも勝利が欲しいところ。
一方の流経大柏高校も上位6チームが勝ち点6の差にひしめき合う中で、優勝に向けては勝利が求められます。
選手個々のプロフィールを見ると、すでにJクラブへの内定が出ている選手、夏に海外クラブの練習に参加した選手、ユース世代の日本代表選手などが並びます。
インターネットで記事などを拝見すると、将来何歳までに海外でプレーしたい、そのためにこういうことに取り組んでいるなど、自身のプレイヤーとしての将来設計をしっかりと持っている選手が本当に多くて、月並みな言葉ですがすごいなと思います。
こちとら大学生になっても自分が何をしたいのか分からなかったというのに…。
試合を振り返りますと、前半11分に横浜FCユースが齋藤翔選手のゴールで1点を先制します。
齋藤選手はユースとトップチームの2種登録選手で、6月にはトップチームとプロ契約を締結した選手。
前日はトップチームのJ2いわきFC戦に帯同し、後半30分からJ2リーグ戦初出場も果たしています。
その翌日にはユースチームの試合に先発出場、しかも福島から横浜への移動を経てですから非常にタフなスケジュールです。
それでもゴールという形で結果を出すのはさすがですし、プロ契約を掴んだ才能の一端を見た気がしました。
全体的には流経大柏高校が長くボールを動かす時間が続くも、一瞬の守備の綻びから失点し、前半は2対0と横浜FCユースがリードで折り返し、後半開始早々にも横浜FCユースが追加点を挙げ、3対0とリードを広げます。
猛攻を見せる流経大柏高校ですが、横浜FCユースがよく守ります。
前半にあった流経大柏高校のPKのチャンスもGK山岸克斗選手が好セーブ。
前線の選手も積極的に守備に参加し、GKが弾く→なんとか戻った選手が足を伸ばしてクリアする→真上に上がったボールがクロスバーに当たりゴールとは逆方向に飛んでいく、という一連のプレーを見た時は、喋りながらも今日は横浜FCユースの流れだと思いました。
ところが後半35分に流経大柏高校がこの日2度目のPKの機会を今度は決めて1点を返すと、後半39分にはFW福田明史選手が決めて2点目、後半44分には前線にポジションを移したMF古川蒼真選手が冷静に沈めて、なんと10分も経たないうちに3本のゴールを決めて同点に。
結局そのまま3対3の引き分け、勝ち点1を分け合うゲームとなりました。
サッカーを見るのと喋るのは全然違いますが、とても楽しかったです。
試合終盤にかけてはハラハラドキドキの展開でしたし、喋っていても非常にワクワクしました。
サッカーは2対0が一番危険なスコアだと聞いたことがありますが、3対0も十分危険だと思いました。
まだまだ反省点も多いですが、もっともっとフォーメーションや戦術などの理解度が高まればより楽しくなるんだろうなとも感じました。
次の機会に向けて、引き続き研鑽を積んでいこうと思います。