高校野球の都道府県大会がすべて終了し、いよいよ甲子園大会がスタートします。
今年の夏も、実況またはスコアラーとして、高校野球に携わらせていただきました。
まずは京都。京都のメイン球場は、わかさスタジアム京都です。
プロ野球の試合も実施されることがあり、とても広く感じます。
最初に実況させてもらったのは、北嵯峨高校と北稜高校の試合。
タイトルで「青い空」と書いておきながらですが、私が実況を始めた直後にまさかの大雨。
約2時間、試合が中断しました。

まだ野球の実況が多くない自分にとって、こういった中断時間を過ごすのは初めてのこと。
これはこれで、めったにない経験だなと思いました。
さらにもう1つ、めったにない経験をしました。
なんと、3回表で実況が終了したのです。
放送枠の都合で最後まで入りきらず、3回表を終えたところで、私の役目が終了。
これからいろいろと実況する場面があっても、ここまで早く終わることは、そうそうないかもしれません。
まさかの形でスタートした実況でしたが、もう1試合はなんと京都外大西と龍谷大平安の試合を実況することに。
屈指の好カードと言われ、試合開始前から大きな注目を集めていました。
「なんとしても次は晴れてくれ…」
という想いが通じたのか、しっかりと晴れてくれました。

試合はお互いがリードを奪い合うシーソーゲームとなり、京都外大西が勝利。
まさに手に汗握る展開で、実況している自分としても、楽しむことができました。
そしてもう1つは大阪。
今年は舞洲の球場が使用できないこともあり、実況のつく試合はGOSANDO南港野球場で実施。
舞洲とはまた違う形で、新鮮でした。

大阪では、富田林高校と鳳高校の試合を実況させてもらいました。
この実況は、私にとって大阪大会の実況デビュー戦。
解説の政英志さんとともに、目の前の熱戦を実況しました。

また、雨天順延で日程が変更となり、履正社高校と三国丘高校の試合も担当することに。
誰もが知る履正社高校の試合を実況することに、緊張感と楽しさを覚えました。
合計で4試合を実況した中で感じたこと。
それは、やっぱり高校野球は面白いということでした。
私は高校野球を美化するつもりはありません。
炎天下の中で野球をすることに対して、いろいろと言われているのも事実であり、それこそ何でも美談にする傾向は好きではありません。
それでも、選手は目の前の試合に全力で向き合って、その試合を楽しんでいます。
もちろん勝ちを目指して、ただただひたむきに。
その姿を実況席から見ていると、その気持ちに実況で応えなければいけない、そう思うようになりました。
また、選手はもちろん控え部員、保護者、在校生など、いろんな方の応援が聞こえてきました。
「好きなようにやったらええ!」という、おそらく女子マネージャーの声だったり。
「まだ終わってないぞ」という、おそらく保護者の方の声だったり。
あらためて球場で過ごすからこそ、感じる部分がたくさんありました。
関わる人の想いが交差する瞬間、それが高校野球の醍醐味なんだなと感じています。
また来年も実況の機会があれば、もっと選手の良さを引き出せる実況になるように。
そう決意した2025年7月でした。
