弊Sports Zoneではこの夏も高校野球そこそこ全国行脚が行われた。
この私めも京都・岐阜と、移動日なしの5泊6日の実況旅を満喫させていただいて、Sports Zone冥利につきる2025年夏の思い出として刻まれるものとなった。
7月16日
京都前乗りであります。平日の昼間だというのにとても混んでます。
気持ち浴衣の人も多めです。お祭りでもあるのでしょうか。
私は初めて訪ねる大宮駅へと向かいます。
「京都から地下鉄に乗ってすぐ阪急線に乗り換える」とだけインプリンティングしてきた私は、地下鉄烏丸線をすぐ一駅で降りて、阪急線ホームを探しましたがどこにもなし。
すぐに降りすぎました。四条駅じゃなくて五条駅で降りた。
そりゃ辿り着かないよ。無量空処だよ。
というわけで、京都四条大宮のホテル「ホップイン」にチェックイン。
今時東京も大阪もホテルがとっても高いですが、京都はお値打ち価格ですね、5000円台で泊まれました。
朝飯付きだし、ロビーにタダで飲めるコーヒーメーカーも置いてあるしで、すばらしいですね。

この日のめし
「京都肉食堂」ゴリラ飯


明日からの肉体労働に備えて茶色いものを掻っ込む一頭のゴリラと化すin京都

警察のみなさまご苦労様です。
祭り事情に疎い私は祇園祭がこの時期であることも、山鉾とか宵山という言葉もわかっておりませんで、ホテルでNHKを観ながら祭りを堪能させていただきました。
7月17日


雨です。
順延とはなりましたが、放送には出ました、35秒ほど。渾身の原稿読み、魂燃やす夏。
『緊急で動画を廻しています』NGテイク
NGテイク https://t.co/RwQVD6y2rX pic.twitter.com/fddaBZVO8z
— 田村純 (@JuneTamura) August 8, 2025


ホテル近くに新撰組の屋敷跡が。ちょうど一日前に慰霊祭が行われていたらしい。
悪・即・斬のスピリットを吸引。壬生の狼と化すin京都。新選組とか維新とか。


京都に来ても
タイカレーラーメンシャム
時間も空間も関係ありません、時空の覇者なので。
7月18日

京都国際 3x-2 京都共栄
昨夏全国制覇京都国際をしゃべる機会に恵まれました。相手は春の京都王者、京都共栄。
西村一毅 10回13K、猪股琉冴 殊勲同点打、
尾角凌 堅守&絶妙バントヒット、長谷川颯チーム救うダイビングキャッチ、
長谷川瑛士 華麗フィールディング&咆哮決勝死球、小林海翔 「鳳凰」6回56球無失点、
小原田優弥 鮮烈左サイド&犠飛、吉崎大翔 今日イチ大飛球ザ・キャッチ。
タイブレークでのサヨナラ劇。
タイブレークには魔物が棲みますが、その魔物をも手なずける京都国際の修羅場経験値が紙一重の勝利を手繰り寄せた。
高校野球、すごいところにきているぞ。



素食カフェREN
ビーガンかつ丼、大豆ミートです。
京都で食べた、もっとも京都らしい?めし、なんとなく。
7月19日
立命館宇治 6-0 西京
秋の京都王者・立命館宇治。
第1回大会から連続出場、7度の甲子園出場、京都一商の流れをくむ古豪・西京高校。
立命館宇治・柴田淳之介、西京・森遥希の一歩も引かぬ投手戦で5回まで0対0。
そこから両チームとも思い切りよく継投に入る。
ここで試合が動く。6回裏、西京2番手藤本修哉の代わりばなを攻めて一死一三塁、
ここで立命館宇治・谷口翔海のセンターへの痛烈な打球がグラブをすり抜ける。
打者走者までホームに帰る、均衡破る先制点。
立命館宇治は2番手・神農雄大が4回7Kロングリリーフで見事、柴田との完封リレー、合計16K。
投手交代の妙と、ほんのわずかな球際の勝負で運命が分かれた、熱くしびれる激闘。
鳥羽 9-0 京都文教
第1回全国大会優勝校・京都二中の流れをくむ伝統校、夏の甲子園に出場した15年以来の準決勝進出となった昨年4強の鳥羽。
智弁和歌山では部長、智弁学園では監督として、甲子園出場、名将林守監督率いる京都文教。
1回戦タイブレーク2点ビハインド跳ね返しサヨナラ勝利の京都文教をして、投打に圧倒した鳥羽高校が勝ち進む。
三沢祐斗3安打、3打点、伊藤滉人3安打、1打点、武田隆太2安打、3打点、先制タイムリー3ベース。
正村翔太が6回を投げ、4安打無失点、山下航大につなぎ完封リレー。
こうして客観的に振り返ると、全国覇者、秋王者、春王者、王者全部乗せ欲張りセットなわけでして、私などにはもったいないようなぜいたくな時間を過ごさせていただいたんだなと実感します。
私が担当した3試合の勝者がすべてベスト4に勝ち残り、決勝は京都国際対鳥羽。
鳥羽・横谷乙樹、準決勝サヨナラ満塁弾、からの決勝第1打席先制2ランHR、
それでも届かない聖地への道ゆき、京都国際が、京都共栄戦、準決勝立命館宇治戦、そしてこの決勝もまた、逆転で制して甲子園へ、夏連覇への挑戦です。
こうして私のはじめての京都編・第1章は幕を閉じました。
思えば3年前、コロナ禍っ喰らって京都の仕事が全バラシとなった、という悲しきエピソード0があったのですが、その話はこれで終わります。




すぐに新幹線に飛び乗り、激闘の余韻に浸るのは京都―名古屋間の約34分。
あと東海道本線で岐阜まで20分くらい追加余韻。岐阜編スタート。
ということで、昨年は福井雅一さんの「大福屋」にお邪魔しましたが、今年は同じく柳ケ瀬にあります、弟さんのお店「KITCHEN FUKUI 2nd」へ。


夜でもランチ頂けました。ハンバーグであります。
近所だったら月4で通う!岐阜球界の社交場です。

ホテルエンディアであります。
駅からちょっと歩くけど、夏休み最初の週末に6,900円でお宿を提供してくれて命の恩人であります。朝食もあるよ。
7月20日
関商工 4-1 大垣西
時はさかのぼること7月13日、春4強・第1シード大垣商敗れる…!
その勝者、大垣西が勝ち上がってきました。
私も資料作り的にシフトを張って待ち構えていましたが、本当に勝敗はわからないもの。
4番菱田壮環、左右の両輪北村拓哉、久保田波男、願わくは次のステージでお逢いできたなら。
これはすべての選手にそう思いますね。
時は戻って7月20日、関商工・小川輝也、大垣西・上田悠斗の投げ合いで1対0、
7回表、1番捕手で主将・尾方煌士郎、3番先制タイムリーの鈴木悠人に2つの申告敬遠、
バッターは背番号15の4番渡辺聖、ケガ癒えて初戦代打HR、晴れて4番の座をつかみ、この勝負の場面でお見事貴重な追加点となる2点タイムリーヒット。
投げては2年生左腕小川が7回2/3を12K1失点。
大垣西の勢いを上回った関商工が勝ち上がり。

解説は中日ドラゴンズでプロ野球史上初の初登板ノーヒットノーランを達成、現在は岐阜聖徳学園大学硬式野球部監督、近藤真市さんでした。
これもまた絢爛たる初めましてなのであって。
ありがとうございました。そこにいくつものなにかをのせたい。
7月21日
この旅もあっという間に終わりの日がやってきた。この日もまたビッグマッチ。
帝京大可児 1-0 大垣日大
戦う前から3回戦でぶつかるには惜しいくらいの好カードと目されていたが、まさにその通りの忘れられない試合となった。
と、その前にさかのぼること7月12日。
帝京大可児、あわや!プロ注目・富田櫂成、初戦で消えるのか⁉
富田高校が7回までリード。エース・北尾駿汰、187センチ90キロの恵まれた体躯でド迫力のマウンドさばき、帝京大可児を5回まで0に抑える。
6回のピンチも2番手加本拓斗が切り抜け、勝負は7回裏。
四球と内野安打で得たチャンスに3番平岩光太郎、逆方向へ左中間真っ二つ逆転タイムリー3ベース。
ギリギリの勝負を勝ち抜いて1回戦突破、帝京大可児、ここから始まった快進撃だった…
と、時は戻って7月21日。
秋の岐阜と東海を制し神宮まで到達、春・選抜出場も夏はノーシード。
春県大会、その大垣日大を破った帝京大可児と再び相まみえる。
富田櫂成 中野翔真 究極の投手戦
萩原京汰 平岩光太郎 細江脩隼 川瀬翔 山崎智貴 大橋侑人 西河遥人 舩橋天 竹島黎乃 最後の瞬間まで続く至高の球際勝負
全球名場面不滅のディフェンシブゲーム
岐阜もまた、担当した2試合の勝者が共にベスト4、そして惜しくも準決勝・決勝で共に優勝の県岐阜商に敗れるという結果でした。
元立教大学監督・大塚淳人さんには楽屋で六大のあれやこれやをご教示いただいたり。
放送席では素晴らしい試合をお話しいただけたり。
こうして3年連続3度目の岐阜編完結。
長良川は夢の地ですね。この席を手放したくないですね、私の所有物じゃないですが。




今は全国47都道府県の大会が(だいたい)1回戦から見ることができる、一昔前なら想像もできないような素晴らしい環境が現実のものとなってきました。
それでいて、まだまだ実況のつかない試合も多数あり。
夏のすべての試合が、一度きりの集大成。
一人一人の最高の大舞台を、プロの実況で、盛り上げたい、そんな想いをお持ちの全国のみなさま、我々Sports Zoneにお力添えをさせて頂けませんか。
そこに青春あるならば、密になって飛んでいきます。