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クラブの新しい歴史に立ち会うということ|奈良-神戸戦の大一番実況記(西本)


いよいよBリーグは終盤に入り、これからポストシーズンに突入します。
そんな中、4月12日(土)、13日(日)に開催された、バンビシャス奈良と神戸ストークスの試合を2日間実況しました。

この試合は、プレーオフ進出を目指す両チームの戦いで、結果によってはどちらかがプレーオフへの道が絶たれてしまう。まさに「一戦必勝」の試合でした。

GAME1は神戸が大勝。その結果、GAME2は同じくプレーオフ進出を争う熊本が勝ち、奈良が負ければプレーオフの可能性がなくなる。
こんな大一番の試合を実況できることに、喜びと責任を感じながらロートアリーナ奈良まで向かいました。

ここで少しだけ、バンビシャス奈良についての振り返りを。

まだ自分がアナウンサーデビューする前。ちょうど2年前の今頃、バンビシャス奈良は香川ファイブアローズとの残留争いをしていました。
最後の最後に残留を決めましたが、戦力としてはやはり苦しいんだなと、そう感じたことを覚えています。

そして2023年9月、私がアナウンサーデビューを果たした試合。それが奈良と香川の試合でした。
本番5分前になって信じられない緊張に襲われ、本番もたくさん噛みました。
でも、ようやくアナウンサーとしての一歩を踏み出せた日です。

だから、バンビシャス奈良というチーム、そしてロートアリーナ奈良という場所には、やっぱり自分にとって特別なものがあります。


2023-24シーズン、これまでに比べると奈良の勝利数が増えていた中、財務状況によるB3降格の危機に襲われました。
ただ、B2クラブライセンス維持に向けたクラウドファンディングを実施し、なんとかこの局面を乗り越えました。

本当に、いろいろな紆余曲折がありましたね。

そして迎えた2024-25シーズン、クラブの歴代最高タイの24勝を挙げ、この神戸戦を迎えました。
GAME1は神戸が強さを見せて勝ちましたが、GAME2は粘り強いディフェンスが機能し、接戦に持ち込みます。

そして、最後はシャキール・ハインズ選手の3ポイントが決定打となり、クラブ新記録の25勝を記録しました。
2025年4月13日は、バンビシャス奈良が新たな歴史をつくった日になりました。

新しい歴史をつくるのは簡単ではありません。
何年も何年もかけて、歴史を刻めないまま終わってしまうチームもあります。
だからこそ、この新しい歴史に立ち会えたことは、自分にとって本当に大きな出来事でした。

一方の神戸ストークスに関しては、GAME1の試合終わり、東頭俊典HCとお話する時間をいただけました。
熱狂の時間から一転、試合が終わって静けさが場を包む中、試合やチームに対する感想をお伺いできました。

これから先、いろんな場所で実況をしていくことになると思いますが、東頭HCとお話させていただいた光景は今後も絶対に忘れません。
チームのHCとあんな風に、試合終わりに1対1でじっくりとお話をさせてもらえたのは初めてでした。

東頭HC、貴重な時間を本当にありがとうございました。

奈良は最後の望みをかけ、アウェイで静岡と対戦。
しかし、最後の60試合目に敗れ、プレーオフ進出とはなりませんでした。

それでも、2シーズン前にはB2残留争いをしていたチームが、1シーズン前には財務状況によってB3に降格する危機があったチームが、最後の最後までプレーオフ争いをした。
この健闘ぶりは、きっと奈良のブースターさんにたくさんの希望・勇気を与えたはずです。

それぞれの選手が見せたファイト、クラブとしての意地。
そのすべてを目に焼き付けることができた、大一番の実況でした。
奈良、神戸の選手およびスタッフの皆様、ブースターの皆様、ありがとうございました。

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西本友アナウンサー