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SAMURAI BLUE ドーハの歓喜(安井)

以前、元日本代表歴のあるサッカー指導者から
「勝ったら花を投げて、負けたら石を投げる。それがメディアの仕事か!?」
と言われたことがあります。
以降、試合における核心部分は何なのか、より深く考えるようになりました。

そして今回、FIFAワールドカップカタール大会の日本のグループステージ、コスタリカ戦と決勝トーナメントのクロアチア戦を実況担当。
前述の核心部分を伝える上で、いかにイーブンな立場で試合を伝えられるかということを意識していきました。
日本のチャンスシーン、得点シーンは当然、大いに盛り上げていきますが、ピンチの場面でも相手チームを主語にして、決定的な場面に至るまでのプロセスを大事にしていきました。

特にクロアチア戦ではCBのグバルディオルが起点になる時間帯とモドリッチらインサイドハーフ、アンカーポジションのトライアングルがボールに絡む時間が長くなるシーン。
それに日本がどう対応するかという部分をポイントの一つに置いていきました。

この試合はPKまでもつれ込む展開に、そのPKでこれまでの常識を覆したクロアチア。
日本はベスト8には届かなかったものの、ドイツ、スペインに勝利し大きく歴史を塗り替えました。
あくなき探求心でこれからもサッカーを、そして世界のスポーツを盛り上げていきたいと思います。

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安井怜介アナウンサー