ブエルタも終わりサイクルロードレースシーズンが終わりに向かう秋。
それはすなわち世界が日本にやってくる時期であります。
10月中旬には宇都宮でアジア最高峰のワンデーレースであるジャパンカップが、11月初頭にはツール・ド・フランスのオフィシャルイベント、さいたまクリテリウムが開催されました。
誠に光栄なことにその2レースとも長澤は実況を担当させて頂きました。
が、ここではその周辺で行われたイベントで起きたことについてご紹介を致します。
まずジャパンカップ終了後に、サイクルブランド・エコイを使用する国内外4チームの2選手ずつが出席し、ファンと親睦を深めるというイベントのMCを担当させて頂きました。
これまでMCの経験はほとんどなかったものの、アンバサダーである別府史之さんからの直接のオファーであったこと、アットホームな雰囲気の小さな会場で実施すること、ファンであるクリス・フルームが出席予定であることから是非とも!ということで担当させて頂きました。
当日打ち合わせも終わりイベント開始まで1時間を切った時、こんな情報が飛び込んできました。
≪海外の3チーム全員が会場に来たいって言っている!!≫
はい、頭真っ白。
準備した台本・段取りすべてリセット。
結局8人で予定していた選手の数はチームスタッフも含めて4倍近く!
MCとして最低限の対応しかできず力不足をまざまざと感じさせられましたが、それでもイベント自体は大変楽しいものとなり、私も参加したファンの方とのお話しした際には嬉しい言葉をたくさん頂き、今後に向けての大きな励みになりました。
続いてさいたまクリテリウム。
こちらでは4つのレース前日イベントのMCを担当させて頂きました。
ご一緒した別府史之さんや新城幸也選手、栗村修さん、榊原アリーさんに終始助けて頂きながら最初の3つを何とか無事に終え、最後のJ SPORTS前夜祭の開始を待っていると、こんな情報が飛び込んできました。
≪ポガチャルがハードスケジュールすぎてご機嫌斜めかもしれない!!≫
はい、再び頭真っ白。
何度も前夜祭を担当している栗村さんですら「大丈夫かこれ」と焦った様子で余計に胃がキリキリ。
それでも楽しい企画を考えて下さったJ SPORTSスタッフの皆様と最高に楽しく温かい雰囲気を作って下さったファンの皆様のおかげで、選手たちにもたくさん笑顔が見られました。
自分としては緊張で一部段取りを間違えながらも、楽しい雰囲気を共有して盛り上げの一助になれたのかなと思います。
以上、ほぼ人生初MCの機会にものすごく貴重な体験をさせて頂きましたが、やはり実況の仕事とは何もかもが全く違いました。
会場の雰囲気や見ている人の視線を直接感じながらイベントを進めていき、常にアドリブ力や笑いのセンスが求められる(一番苦手なやつ…)という特殊な役割。
そしてそれと同じくらいに重要なのが時間のコントロール。
自分次第でイベントが早くも遅くもなるということで今回そこにはものすごく気を遣いました。
(前夜祭が予定よりも10分オーバーしたことで録画が途切れたという方、本当にすみません)。
その中で絶望的な失敗は起こさずに初めての仕事を終えられたというのは自分にとっての収穫でした。
イレギュラー対応もあったことで初めての戦闘にしてジムリーダー撃破ぐらいの経験値を得られましたが、同時にスキルをもっと伸ばしていきたいという思いも強くしました。
次にこのような機会がいつあるか分かりませんが、実況と並行してMCの勉強もこれからしていけたらと思います。
次にMCとしてお会いした際には何卒お手柔らかに…。
#さいたまクリテリウム まずは前日イベントありがとうございました。
ルートプレゼン、チームプレゼン、市内交流会、前夜祭のMCを担当させて頂きました。
昨日1日でMCレベルが0から20ぐらいまで上がった気がします🤪選手の対応の素晴らしさとファンの皆様の熱量に改めて感じ入りました。#jspocycle pic.twitter.com/8G4vBWKUR9
— 長澤 洋明 (@nagasawa_sz) November 4, 2023