新型コロナウイルスの影響で夏の甲子園大会、地方大会の中止が決まった高校野球。各都道府県は、その代替として独自の大会を開催。すでに開幕した地域もあり、各地で熱戦が繰り広げられています。
大阪府の独自大会は昨日、開幕。本日は大阪・舞洲の大阪シティ信用金庫スタジアムから、1回戦の懐風館高校対東住吉高校の試合の実況を担当しました。大阪出身で元高校球児の私、北野(三塁ランナーコーチ/代走要員/打つ方と守る方は期待されてなかった)としても、地元の高校野球中継に携わることができるのは嬉しい限りです。しかも、懐風館高校は弊社・谷口廣明アナの母校でもあり(羽曳野高校出身ですが、羽曳野高校と西浦高校が統合してできたのが懐風館高校)、不思議な縁も感じます。
大会は各都道府県により運営方法が異なります。大阪府大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため「試合前、試合後の挨拶はホームベースを挟む形ではなくベンチ前に整列」「勝利高校の校歌演奏はなし」など、いつもと違う動きで行われます。また、観客席への入場も「野球部員」「野球部員の保護者」「野球部顧問や学校関係者」に限られており、ソーシャルディスタンスを確保しての応援となります。
普段とは違う雰囲気の中で試合が行われたわけですが、見ていて感じたのは、選手たちが
とにかくイキイキとプレーしていたこと。新型コロナの影響で3月から6月頃まで部活動は活動停止、全体練習再開後も雨の影響などで満足に練習時間を確保できず、大会前の練習試合は1試合程度…。「ぶっつけ本番」に近い、非常に難しいコンディションでの大会になりましたが、これまで溜め込んだ「野球がしたい!」という思いをグラウンド上で出し切っていました。「3年間の集大成」とはよく言ったもので、それを強く感じる試合でした。もちろん、勝負事なので勝ち負けはあるのですが、試合後の選手たちはすがすがしい表情をしていたように思います。それを見ただけでも、この独自大会には大きな意味があるなと思いました。
ちなみに、結果は10対7で東住吉高校が勝利しました(谷口アナの母校、残念!)
勝った東住吉高校の皆さん、おめでとうございます!
敗れた懐風館高校の皆さん、お疲れ様でした!
以上、当コラム初登板の北野でした。
※写真は別の試合の時に撮ったものです。この時は曇っていましたが、試合中はとてもいい天気でした。