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高校野球大阪大会 その2(北野)

本日も高校野球大阪大会の実況を担当しました。

対戦カードは東海大大阪仰星と淀川工科。この名前を聞いてピンと来るラグビー通の方もいらっしゃるのでは…。そう、両校ともラグビー部が有名なのです。東海大仰星は全国高校ラグビー(いわゆる花園)に出場18回、優勝5度を誇る名門。対する淀川工科も花園には出場13回で最高成績は全国ベスト4。近年は全国の舞台から遠ざかっていますが、トップリーグにも選手を輩出している古豪です。
そんな両校の激突。結果は…、10対0で東海大仰星が5回コールド勝ちを収めました。東海大仰星はここ2年、いずれも大阪大会ベスト4に進んでいる実力校なのですが、今大会も順当に初戦突破を決めました。
一方の淀川工科。結果的には大差がついてしまいましたが、印象に残っているのは点差がついても、2ストライクに追い込まれても、ピンチになっても、誰一人として下を向いていなかったこと。特に最終回となった5回表、点を取らなければコールド負けという状況ながらも、みんなめちゃくちゃいい表情をしていました。初回から最後まで、大きな声がスタンド上段にある放送席まで聞こえていました。どうしても「公立校が私立の強豪校に挑む」という図式になってしまいますが、その状況すら楽しんでいるようでした。
そんな最終回、最後は2アウト1、2塁のチャンスを作り、喋りながらも「何か起こるかも?」と感じました。結果的には負けてしまいましたが、最後まで諦めない戦いは見事だったと思います。お疲れ様でした!
そして東海大仰星の皆さん、初戦突破おめでとうございます!センバツ大会の出場はあるものの夏の甲子園大会の出場はない、つまり夏の大阪大会の優勝はない東海大仰星。今大会は独自開催ながらも公式戦という扱いになるそうで、初の「大阪制覇」を期待しています!

私の高校野球中継担当はこれにて終了です。短期間でしたがありがとうございました。
来年もここに来ることができれば嬉しいなあと思いつつ、来年は普段の生活の中で、日常の賑わいがある中で、「いつもの」高校野球が開催されることを心から願っています。
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北野文啓アナウンサー