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春来たりなば(田村)

第70回関東大学バスケットボール選手権大会 
スプリングトーナメント2021決勝 
日本大学 対 東海大学
 
2度の順延を経ながらも7月11日無事に閉幕した春のトーナメント。
決勝の会場となった越谷市立総合体育館、一抹の寂しさがあった冬のインカレと比較しても、かなりの熱気が戻ってきていた、そんな会場の空気感でした。
選手、チーム、関係者、学連の皆様、ファンの皆様、すべての方々の、コート内外での努力と協力と情熱がこの日の決勝までの道のりを形作っていたのでしょう。
この日の会場運営も入場も密を避けての少人数に区切りながら、検温・消毒、場内の導線も密・すれ違いを避けながら、一事が万事細心の注意を払われながら運営されていました。
 
解説は元レバンガ北海道、国士舘大学アシスタントコーチの松島良豪さん。
指導者の道を歩みながら大学院にも通いながら、関東1部昇格を目指す国士舘大学にて学生たちを指導しています。
いまだ現役時代の熱冷めやらぬハートの持ち主の松島さんだけに、試合中選手の誰よりも熱くなって誰よりも速くコートに飛び出し誰よりもレフェリーに注意される、そんな国士舘大学の秋、冬の躍進に期待したい。
であるからしてこのスプリングトーナメント決勝の解説として松島良豪、まさにベストフィット、八面六臂の解説でクールな分析を熱く語ってくださいました。
バスケットLIVEでおかわりどうぞ。
 
大本命東海大学に、古豪復活目指す日本大学が挑む。
昨年からメンバーほぼ変わらず盤石・円熟の東海大学に対して、米須玲音、コンゴロー・デイビッド、スーパールーキーを軸に勝ち上がった日本大学。
河村勇輝vs米須玲音「日本バスケの未来」対決、という見立てで始まった決勝、終わってみれば、日大を支え続けた上級生たち、キャプテン若林行宗、大会MVP3年生シックスマン飯尾文哉、彼らが光り輝いて日大が激戦を制しました。
試合終了後、東海・佐土原遼は膝に手をついたまま顔を上げられず、そんな先輩達に声を掛けに行く河村の姿もまた印象的、その河村もまた敗戦の責を一身に背負い込む言葉を残す。
2/32に終わった3ptが早い段階であと1本でも入っていたならば…そしてこの日も仲間の戦いを見守った大倉颯太がコートに立っていたならば…そんなたらればには一瞥もくれず彼らの新たな戦いはもう始まっている…。
 
秋のリーグ戦、冬のインカレ、いまだ予定は未定ながらも、その戦いが早くも楽しみになる、そんな春のトーナメントでした。