今日は「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2021」の3位決定戦の実況を担当させていただきました。
この大会は「B.LEAGUE U15チームの文化の構築と醸成、ならびに世界に通用する選手の輩出に向けた育成強化の礎を形成するための機会を提供する」ことを目的としており、今回が4回目の開催です。
Bリーグは育成年代の強化、育成に積極的で、現在B1、B2の全36クラブのうち、33クラブがU15のユースチームを保有しています。
B1クラブは全チームがユースチームを保有しているのですが、これはB1クラブライセンスの取得には「U15年代のクラブチームを持つこと」が条件となっているからです。
ちなみにこれは2021年4月からB2クラブライセンス取得条件にも記載されますので、現在ユースチームを保有していないB2クラブ(越谷、香川、佐賀)も明後日からU15チームを始動させます。
さて、そんなBユースチームが出場した「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2021」ですが、「いくら上手い選手が集まっているとはいえ中学生ですよねー」と思うなかれ。
これがめちゃくちゃレベルが高いです。
シュートタッチの柔らかさ、ステップの切り返し、視野の広さ…。
挙げればキリがないほど、一つ一つのプレーに「個の力の高さ」が詰まっています。
また、これは最近のトレンドなのかもしれませんが、オールラウンドに何でもできる選手が多いように感じました。
例えば長身選手でも、ゴール下での得点、リバウンドを狙うだけでなく、しなやかなボール運びや軽やかなステップワークを見せるなど、各選手のプレーの幅の広さに驚きました。
あとは体の大きさにも驚きました。
180センチ台がごろごろいて、私(170センチ)より身長が低い選手を見つけるのに一苦労しました。
一体、何を食べて何に触れてどう育てば身長って高くなるんですかね…?
今後はU18世代ユースチームの活動も本格化していくというBリーグ。
部活や地域クラブとの掛け持ちは出来ないという話もある中で、そういったクラブとどのような差別化を図っていくかなど課題もあるでしょうが、個人的に来年以降、また一つ楽しみな大会が増えました。
そして出場した選手の皆さん、お疲れ様でした!今後の活躍を大いに期待しております!
BリーグU15チャンピオンシップ2021、3位決定戦でした。
ありがとうございました!本当にみんな中学生なのか?と思うくらい個々のレベルがめちゃくちゃ高かったです。
可能性しかないってのはいいですね…! pic.twitter.com/v064VUmSLN— 北野 文啓 (@fumihiro_kitano) March 30, 2021