493km/h―
これはギネス記録(※1)に認定されているバドミントンの最速打球速度です。
大谷翔平選手の直球が165km/hと仮定して約3倍のスピードです。
スポーツには多くの球技がありますが、バドミントンが世界最速の球技と位置付けられています。
国際大会などでは平均でも300km/hを超える速度で打球が飛び交うスピーディ、否、“超スピーディ”なスポーツです。
先日行われたシンガポールオープン2022準決勝にて、そのスピーディな世界を堪能させていただきました。
大会では女子シングルスと男子ダブルスの2試合を担当。
嬉しいことに日本人選手の大堀彩選手の試合が私のバドミントン実況デビューとなりました。
結果的に大堀選手は大会でベスト4の成績を残しました。
さらに2試合目の男子ダブルスではインドネシアのレジェンドペアと新鋭ペアの同国対決。
インドネシア同士の対決とだけあってシャトルがハイスピードでコート上を乱れ飛ぶ展開。
私もプレイヤーとしてダブルスをしていますが、ラリーとフットワークのあまりの速さに終始感嘆の息が漏れます。
バドミントンは展開が早く1球1球実況することは難しいため、試合を見せながら熱くするところは熱く静かにいくところは落ち着かせて話す意識を持っています。
今回第2ゲームの終盤に主審の機材トラブルがあり10分以上の中断がありました。
滅多に無い事で驚きもありましたが、これはこれでデビュー初日から良い?経験をさせていただきました。
バドミントンはテレビ露出がサッカーや野球に比べると少ないため周知されていない部分もありますが、日本人選手は世界で優勝する選手も多く国として非常に強いです。
常に世界のハイレベルでやっている選手たちばかりです。
加えて今年8月から世界選手権、そのあとにジャパンオープンが日本で開催される予定で、日本の上位選手のみならずアジア・ヨーロッパなど各国の有力選手が一堂に会します。
ワールドクラスの選手たちが魅せる世界最速の世界を味わってみてはいかがでしょうか🏸
そして日本人選手たちが一つでも上の成績が取れるよう全力で応援しましょう📣
※1 マレーシアのタン・ブンホン選手が出した記録