~感動のスポーツシーンをあなたに~ アナウンスレッスン開講中!
Sports Zone 株式会社
東京・大阪:070-8419-2827
月〜金: 10:00 AM – 7:00 PM

Swing Low(田村)

サイクルロードレースファンのみなさま初めまして、田村純と申します。

私が初めてロードバイクに跨ってから苦節10年、J SPORTS『ツアー・オブ・クロアチア ハイライト』にて、ついにサイクルロードレース実況デビューすることができました。
というとサイクル実況のためにロード買ったかのようですが、必ずしもそういうわけでもなかったりするのですがともかく人生って何が起こるかわかりませんね。
仕事場に行く電車賃にも事欠く生活の中(それは盛ってるで)、ロードバイクで自転車通勤、年間走行距離7000キロ(これは盛ってない)、サイクル実況席への道がこれほどの時間と労苦の果てにあるのだと知っていたならば…みたいなことをMLBの時にも書いた気がしますが、そういうもんだ生きてくってことは。

とはいえサイクルロードレースの実況、これまで私がやったどんな競技とも違うつぶしの効かなさ、どの引き出し開けても太刀打ちできそうなものが何も出てこないことに愕然とする呆然自失at自室、このままじゃまた家から出られなくなる、というところを見越して師匠谷口ビッグボスからの司令「全6ステージ実況デモ作って送れ」、即答「できません」を押し殺して泣きながらデモ作りの日々、これが本番私を助けてくれました。
まあクロレース公式サイトクロアチア語自動翻訳観光名所を朗読している時間が大半だったのですが。やってみなけりゃはじまらないよ。
やってみてはじめてわかる、世の中そんなことばかりだよ。
というわけで、たぶんダメだろう田村は。
ということがわかりながら収録を迎えました。

本番は、解説:飯島誠さんに終始ギャインギャインに鬼引いて頂きながら、いつのまにかゴールしていたという心境。
我がSportsZoneからのサイクルデビュー戦は、足立清紀先輩も長澤洋明先輩も飯島誠さんがはじめてのひとであった、と伺いました。
私もアニキに取り上げていただいて産まれ落ちることができました。
この場を借りて改めてお礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました。私は三男です。一番老けてるのにそれも圧倒的に。

今回はハイライトだからなんとかなっていたというのもあり、いまだスタートラインにも立ってはいないぞというのが実情だろう、と理解して、パレードラン中に落車DNSでは格好悪すぎなので、ここからは覚悟を決めて研鑽の日々。
まずはこれまでのすべてにありがとう。ありがとうロードバイク。


コラムトップへ
田村純アナウンサー