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広島東洋カープ戦リポーター担当しました(北野)

少し前の話になりますが、8月19日にマツダスタジアムで行われた広島対巨人戦でベンチリポーターを担当しました。

今回の仕事内容としては、まずはベンチリポーターとして試合中に選手やコーチのコメントを差し込むこと、そして試合後のヒーローインタビュー(広島が勝っても巨人が勝っても担当)という、まあここまでは普通なのですが、もう一つ大事な仕事がありまして、それは「1回表の守備に就くカープの選手の呼び込みをする」ことです。

要はスタジアムDJがやるようなことをやるということです。
これは緊張しました。もちろん経験したことはないですし、ヒーローインタビューで自分の声がスタジアムで流れるのとはわけが違います。

で、何が怖いかって噛めないことです。
実況もリポーターもヒーローインタビューも(もちろん噛まないに越したことはないですが)噛んでも取り返せますけど、この選手呼び込みは絶対に噛めない。
選手にも失礼ですし、ここから試合が始まるという球場全体のワクワク感を一瞬にして冷ましてしまいます。
普通にやればなんてことはないのでしょうが、噛めない、間違うことが出来ないという状況が当たり前を難しくしていきます。

試合開始10分前、バックネット裏に移動してスタッフの方と合流します。
ここでスタッフさんが「こいつ普段見ない顔だな…」と思ったのか、それとも「こいつ結構緊張してるな…」と思ったのか、話しかけてきてくれました。

ス「どこから来たんですか?」
北「東京です」
ス「そうなんですね」
北「僕、これ担当するの初めてなんですけど、こうやってほしいみたいなことってあるんですかね?」
ス「いや、もうアナウンサーさんが自由にやっています。全然、東京っぽくスタイリッシュにやっちゃってもいいですよ(笑)」
北「英語で言ってみたり?いや、さすがに出来ないでしょ(笑)」

まあなんてことはない会話なのですが、これで結構緊張が和らぎました。
助かりました。ありがとうございます。
ただ、もし表情で緊張しているなと思われていたのなら、それはそれでどうなんだって話なんですけどね…。

試合はカープが勝ちまして、試合後は末包選手と森下選手のヒーローインタビューを担当しました。

カープのヒーローインタビューはホームベース付近にお立ち台が用意されまして、そこからバックネット方向に少し離れた場所にアナウンサーの立ち位置があるのですが、グラウンドに入った瞬間に天然芝のいい匂いがして、それだけで食らっちゃいました。
仕事とはいえ、この場所に入れるのはすごいことだよなあと勝手に感動していました。

実は今回、とある事情で急遽の代打で担当したのですが、試合前の呼び込みからヒーローインタビューまで、全部担当することが出来てラッキーだったなと思います。良い経験になりました。

ちなみに、今年は地味に代打稼働が多い私ですが…。

1月:B2リーグ佐賀対福島 実況
6月:プロ野球西武対日本ハム@沖縄 スコアラー&ビジターチームのヒーローインタビュー
8月:リトルシニア日本選手権@神宮 実況&ヒーローインタビュー
8月:プロ野球広島対巨人@マツダ リポーター&ヒーローインタビュー

数えてみたら今年だけで4回、代打稼働がありました。
スポーツゾーンの八木裕とでも名乗りましょうか…(代打の神様の意/神様級の働きが出来るかどうかは一旦置いといてください)。

これはこれで嬉しいことなのですが、次は代打じゃなくて広島に行けるように頑張ります。
引き続き宜しくお願いします!

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北野文啓アナウンサー