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B2に昇格したベルテックス静岡の開幕戦を担当しました(北野)

先週から始まったBリーグ。
その開幕節の中から、今シーズンB2に昇格したベルテックス静岡のB2初陣となるベルテックス静岡対神戸ストークスの実況を担当しました。

静岡県は近年、スポーツ全体の熱が上がってきているのではないかと感じます。
サッカー王国であることは良く知られていますが、ラグビーの静岡ブルーレヴズもありますし、今シーズンから卓球のTリーグに参入した静岡ジェードもあります。
来年からはプロ野球の二軍のリーグに静岡県を拠点としたチームが参加することも内定しています。

そして、今シーズンからB2に昇格したバスケットボールのベルテックス静岡。
2019-20シーズンよりB3に参入し、昨シーズンはB3準優勝。
見事、クラブ史上初のB2昇格を決めました。

一方の神戸ストークス。
昨シーズンはB2プレーオフのセミファイナルに進出しましたがあと一歩のところでB1昇格を逃しました。
今シーズンからホームタウンが神戸市に移転し、チーム名も西宮ストークスから神戸ストークスに変更。
2025年4月には新しく1万人収容規模の神戸アリーナ(仮称)が完成します。

この開幕節は他の試合に先駆けて開催された、いわゆる先行開幕の形。
通常は土日に開催されることが多いBリーグですが、この試合は木曜日と金曜日のナイトゲームとして開催されました。

試合開始2時間前に会場に到着すると、開場を待つファンの行列が。ざっと100人ほどでしょうか。
早くから熱心なファンが多く来ているなーと思っていましたが、実はこの列はファンクラブ会員のための先行入場の列。
この列の反対側には、それの3倍、4倍の列が出来ていました。
これを見るだけでも、ベルテックス静岡が地元に受け入れられていること、大きな期待を受けていることが感じられます。

そういえば静岡駅に着いた時、改札を出てすぐの商業施設の入り口に清水エスパルスとともにベルテックス静岡開幕の大きな装飾がされていました。
同じ静岡市にあるプロチーム、チームカラーも同じオレンジですもんね。
ちなみに会場には清水エスパルスからの花も届いていました。

試合当日は各日先着2000人に、前面に「B2」、背面にベルテックス静岡のチームスローガンでもある「WOW!」が大きくプリントされたオレンジのTシャツが配布されました。
両日とも会場は満員で、特に開幕戦はクラブ史上最多の2027人の入場者数を記録し、僕も言われるまで平日のナイトゲームだということを忘れるくらいの客入りでした。
オレンジ一色のアリーナは放送席から見ていても壮観でした。

試合中もものすごい盛り上がりで、自分の声が聞こえなくなるくらいでした。
思えば、ここ最近はご時世もあり大声での応援が出来ない状況でした。
昨シーズンの終盤から徐々に解禁されていきましたが、僕が担当した試合ではまだみんな遠慮気味だったので、これだけの声のボリュームの応援を聞きながら実況するのも初めてでした。
しかも放送席が観客席にありますので、よりダイレクトに感じられました。

試合は2試合とも終盤まで分からない接戦でしたが、最後は神戸ストークスが勝ち切り開幕2連勝。
B1昇格に向けて幸先の良いスタートとなりました。
ベルテックス静岡は残念ながらB2初勝利とはならず、次節に持ち越しとなりました。

勝利はなりませんでしたが、ベルテックス静岡の熱いバスケットボールファンの熱量を感じることが出来ましたし、2日間すごく楽しかったです。
この熱が開幕節だけではなく、シーズン中ずっと続いて定着していってほしいなと思います。

また静岡に行く機会がありましたら、その時はよろしくお願いします!

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北野文啓アナウンサー